アイ・エム・ジェイ(IMJ)のグループ会社であるIMJビジネスコンサルティング(IMJBC)は9月20日、日本全国のネットを利用している15歳〜69歳までの男女を対象に実施した、生活者のネットメディアに対する意識と利用傾向、およびその背景にある価値観についての調査の結果を発表した。
調査によれば「知りたいことやわからないことはまず、インターネットで調べてみる」と回答した人は全体の92.4%だった。また「インターネットショッピングの利用経験がある」と回答した人は90.6%で、うち月に1回以上利用している人は68.4%だった。普段のショッピングの前に、事前情報としてネットで商品情報を探す人は77.1%で、何かを調べるときに日常的にネットメディアを活用する人の割合が非常に高くなっていることが分かった。
今回の調査では、ネットユーザーを、ネットでの行動タイプ別に、以下の7つのタイプに分類している。
アクティブユーザーは圧倒的に10代に多く、若年層になるに従い、積極的にネットを生活のさまざまな側面において活用していることが分かった。またROM型ショッパーは、市場のボリュームが大きく(全体の30.3%)、30代、40代女性に多いため、バズマーケティングに基づくECの対象として魅力的な層と捉えられる。の自己表現志向層は、10代女性に多く、ブログやSNSなどの消費者作成メディア(CGM)市場を今後牽引していく一要素になりえる――などと分析している。
さらに今回の調査では、さまざまな情報通信機器やサービスの利用経験とその接触タイミングが現在のネットの使い方に大きく影響しているとして、ネットの使い方を左右する、PC、ネット、ブロードバンド、携帯電話、ワープロ専用機といった機器の社会への浸透を「メディアインパクト」と捉え、人生のどのようなタイミングでこれらのメディアインパクトと出会ったかという観点から、ネットユーザーを以下の8つの世代に区分している。
調査は8月に、インターネットリサーチによって行われた。有効回答数は1667サンプル。IMJBCでは、この調査と分析をもとに「ネットユーザー白書2006」を10月中旬に発売する。価格は4万8000円。
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