大学生の間で人気のソーシャルネットワーキングサイト(SNS)「Facebook」は米国時間9月5日、学生たちの新学期を歓迎すべくいくつか新機能を公開した。ところが、新機能は午前8時の微分積分の講義かというくらい、多くの学生たちの不評を買っている。
新機能の1つに、ネットワーク上でなされた変更を絶えず知らせる「News Feed」サービスがある。たとえば、誰かと誰かが「友達」になったり、写真を追加したり、グループに新メンバーを加えたりしたら、ユーザーにはすぐにわかる。さらに、この機能によって、友達のサイトに加えられた最近の変更を即座にすべて知ることができる。
これに対するユーザーからの反応は素早かった。大勢のユーザーがサイト上で抗議グループを結成し、この新機能をストーカーのようだと形容し、プライバシーの重大な侵害だと主張した。
コンピュータの電源を切り友人と直接話すという、プライバシー保護のための安全装置とも言うべき方法は、Facebookユーザーの選択肢にはないようだ。
ブログコミュニティーからの反応には以下のようなものがある。
「見ることとストーキングの間には大きな違いがある。News Feed機能はソーシャルネットワーキングをソーシャルストーキングに変えるもので、本当に気味が悪い。Facebookはこのシステムがどう機能しているのかについて真剣に再考するべきだ」--It's Rishi
「特定ユーザーのプロフィール上のすべての変更に関するRSSフィードを追加したことで、Facebookは個人としての文脈の中で行き交っていた個人情報の流れを変えてしまった。そして、ユーザーのプライバシーに悪影響を与えている」--Michael Zimmer氏
「誰が誰を除外したのか、誰が何をしているか、誰が何を嫌いになったかを、われわれはみんな知ってしまう。これはプライバシーの侵害だ。ほかの人に見せるために表示してある情報だからといって、その人々のホームページまで侵略して掲示してもらおうという意図のものではない。Facebookはストーカーが餌食にやすやすと接近できる打ってつけのツールになっている」--The New Facebook Must Be Stopped!
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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