NECや松下など、第3世代以降の携帯電話の通信プラットフォーム開発で新会社

 NEC(矢野薫社長)、NECエレクトロニクス(中島俊雄社長)、松下電器産業 (大坪文社長雄)、パナソニックモバイルコミュニケーションズ(パナソニッ クモバイル、櫛木好明社長)、テキサス・インスツルメンツ(TI、米国テキサ ス州ダラス、リッチ・テンプルトン社長兼CEO)の5社は8月21日、第3世代以降 の携帯電話の通信プラットフォームの開発を行う新会社「アドコアテック株式 会社」を8月17日付で設立したと発表した。

 5社は、06年7月28日に第3世代(3G-3.5G)以降の携帯電話の「通信プラット フォーム」の開発・設計・技術ライセンスを世界的に行う合弁会社を設立する ことで合意し、合弁契約を調印していた。

 新会社への出資金額は120億円で、うち60億円が資本金、残りの60億円は資 本準備金とする。出資比率は、NECグループと松下グループがそれぞれ約44% の53億円、TIが約12%の14億円。本社は神奈川県横須賀市の横須賀リサーチパー ク内に置く。従業員数は約180名で、役員はNECグループ、松下グループからそ れぞれ取締役2名の計4名。社長にはパナソニックモバイルの鈴木晴夫氏、副社 長にはNECの今福力氏が就任する。

 会社名は、新会社が開発を目指す、今後の革新的なモバイル中核技術を表す 「Advanced Core Technology」にちなんで名づけたという。事業内容は携帯電 話向け通信プラットフォームの開発、ライセンス販売、保守サービス、システ ム評価など。新会社での開発成果を搭載した製品は07年秋の出荷を予定してい る。

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