えびテレビは8月22日、動画共有サイト「EbiTV!」を一般公開し、本格的にサービスを開始すると発表した。
EbiTV!は個人が撮影した映像を投稿できる動画共有サイトだ。無料のユーザー登録をすれば、1ファイル100Mバイトまでの動画をアップロードできる。現在、合計アップロード容量は無制限となっている。動画はニュースやスポーツ、ペットなどのカテゴリを設定してアップロードができるほか、アップロードしたユーザー以外には公開しない、プライベートモードも用意する。
対応する動画ファイル形式はmpeg、avi、wmv、mov、3gpの5種類。アップロードした動画はFlash Video形式に自動変換される。また、動画ファイルを閲覧するURLや、ブログなどに動画を埋め込めるURLが提供される。さらに、動画を閲覧したユーザーがローカルPCに動画を保存することも可能だ。
アップロードされた動画は、YouTube同様に違法性の審査なしで公開されるが、通報用のボタンを用意し、「違法な動画の掲載可否に迅速に対処する」という。また、今後は常駐スタッフによる24時間態勢での管理を予定している。
10月中には携帯電話からの動画アップロードや動画閲覧に対応する予定で、2007年にはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のようなコミュニケーション機能を実装し、「友人まで」「友人の友人まで」といった制限をかけての動画共有を可能にするという。さらに2007年後半には有料コンテンツの配信、2008年にはPtoPを利用した動画共有サービスの提供なども検討している。
当面は通常のバナー広告やテキスト広告を中心にビジネスを行うが、将来的にはユーザーがクライントのテーマに沿ったコマーシャル動画を作成するといったキャンペーン型広告なども予定する。そのほか、社内向けのブログやSNS利用者と連携した動画配信システムの開発なども視野に入れる。えびテレビではサービス開始5年以内で月間3500万PVを目指すとしている。
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