フジテレビジョンとチームラボビジネスディベロップメント(チームラボBD)が共同で設立したフジテレビラボLLC合同会社は7月11日、一般ユーザーが撮影した動画をネット上で公開する「ワッチミー!TV」ベータ版の試験運用を13日より開始すると発表した。
ワッチミー!TVは、一般ユーザーが撮影し、投稿した様々な映像表現を、ウェブ上で公開する動画共有サイト。ハンディムービーやデジカメ、カメラ付き携帯電話やPCのウェブカメラなどで撮った動画を、誰でも簡単にアップロードすることができる。
投稿された動画は、ランキング形式、「笑える」「一芸」「スクープ」などの映像カテゴリー別、タイトルなどから検索して楽しむことができる。ユーザーは自分が興味を抱いた動画に対し、製作者のプロフィールや関連動画を見ることができ、コメントの書き込みを行えるため、ユーザー同士が映像を通じて様々な情報を交換することができる。映像によっては、その道の専門家から評価を受けることもあり、スターの卵や新進気鋭のクリエーターなどの発掘、支援という登竜門的な側面も持っているという。
同時に、ワッチミー!TVが独自に企画したコンテンツの配信も行う。オリジナルニュースショー「ワッチミーNEWS」、ニューヨークからの最新トレンド動画マガジン「ブロガジンNY」、各分野の第一人者の動画ブログ「ブログキャスターズ」、パフォーマーを発掘する「超人列伝−ザ・パフォーマーズ−」、いろいろな場所に設置されたカメラの映像を24時間ライブで見ることができる「24時間LIVEカメラ」などの企画を順次公開するとしている。
ワッチミー!TVは、ベータ版の運用を通じてサービス面や機能面の充実を図り、10月に正式スタートする予定。正式オープンから2年目の2007年度中に100万人、5年後の2010年度中に280万人のユーザー数を目標としている。
収益源としては、バナー、検索・コンテンツ連動、レコメンド、アフィリエイトなどの広告を予定しており、2010年度には約11億円の広告売上を目指す。また、事業の成長に応じて、動画コンテンツなどの販売、各種エージェントフィー、携帯サイト企画運営など複次的な事業収入も見込んでいるという。
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