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SNSであいまいな友達と広告の境界線--危険にさらされる子供たち - (page 2)

文:Stefanie Olsen(CNET News.com) 翻訳校正:矢倉美登里、中村智恵子、小林理子2006年08月09日 22時01分
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 Procter & Gambleも、女性ボーカリストRihannaのメンバーページを開設し、「Secret」ボディスプレーとRihannaの公演ツアーをプロモーションしている。

 MySpaceには広告を広告としてを分類するための規則はなく、ここに例示したプロフィールにしてもどれも広告とは認識していないと同社は語る。

 ただし、MySpaceでは受け入れるメディアのタイプには制限を設けている。たとえば、6月には、性的指向の強い広告といった年齢に不適格な広告は、子供たちを対象とはしないことを発表した(MySpaceでは14歳未満の利用は禁止している)。

 「われわれは広告主と協力して、プロフィールであれその他の手段によってであれ、サイト上で広告主の特定のブランドや製品が、ユーザーの最も関心をひくようなエリアで確実に目にとまるようにしている」と、MySpaceでは述べている。同社の広告主には、Cingular Wireless、Pepsi、Coca Cola、Unilever、Walt Disney Company、Sony Pictures Entertainment、Fox、トヨタ自動車、本田技研工業、Victoria’s Secretなどが含まれている。

リスクはどこにあるか?

 MySpaceは14歳未満の利用を禁止しているが、ComScore Media Metrixのデータによると、5月現在でMySpace利用者のおよそ21%は17歳以下だという。この割合は2005年から若干減少しているが、MySpaceの利用者数全体はほぼ倍増しているのだ。

 米国の十代の少年少女の多くは、MySpaceに登場するバンドや有名人、あるいはコミックスを、それがマーケティングのためだとは理解しておらず、親しくなるチャンスになると考えていると述べるのは、フィラデルフィアにあるペンシルベニア州立テンプル大学でメディア教育ラボのディレクターを務めるRenee Hobbs氏だ。これらのマーケティングメッセージに対する十代の反応は、彼らの精神の発達に関係すると同氏は語る。というのは、この年代は、人との関係を重ねることによって、自我の意識を発達させる年頃にあるからなのだという。

 「そのため、マーケティング業者にはとても利用しやすい」(Hobbs氏)

 現在、メディアの専門家が恐れていることは、SNSでのインタラクティブゲームや口コミ型マーケティングが、子供たちに対してより深く、永続性のある影響を与える可能性があるのではないかということだ。

 「エンタテインメントとマーケティング目標がまったく見分けがつかないように混ぜ合わされているので、大人でさえ区別をつけることが難しい。このあいまいさが、特にティーンエージャーの場合、ブランドへの感情移入を深くさせてしまう」とHobbs氏は語る。

 われわれのコンシューマ文化において思春期の子供たちの自我は、自分が何を持っているか、何を手に入れるか、何が好きか、ということに結びついていると、Hobbs氏は論ずる。「そこにエンタテインメントの価値を重ねれば、ブランドへの感情的な愛着はいっそう強くなる」(Hobbs氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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