まずは外観から。ディスプレイ部分の裏面は、上部を横切るクリアパーツ「ライトニングライン」以外は突起もなく、下部にwin端末であることを示すロゴがあるだけのシンプルなデザインだ。ライトニングラインはLEDになっており、音声着信時は左側、メール着信時は右側が点灯する仕組みになっている。中央部はLEDの設定によって点滅する。
液晶画面は2.6インチと大型だ。ただし裏面にサブディスプレイがないので、ケータイを時計代わりに利用している人にとってはやや不便かもしれない。
これまでの東芝製端末とは異なり、回転2軸ヒンジが採用されており、ディスプレイ部分を半回転できるのが特徴だ。デジカメライクな持ち方も可能であるほか、PDAライクに構え、曲の情報を見ながら音楽を聴くことも可能だ。
本体は、底に行くに従って絞り込まれたデザインになっており、本体を薄く見せることに成功している。実際の厚みも21mmしかなく、写真のとおり、京ぽん2ことウィルコムのWX310Kよりも薄い。1Gバイトのフラッシュメモリを搭載していながら、この筐体の厚みに収めたことは画期的と言っていいだろう。ただ、一般のケータイとして見た場合に大柄か小柄かと問われると、やや大柄という回答にならざるを得ない。購入前に店頭のモックでチェックしておこう。
やや気になるのは、十字キーなどキー全般が非常に軽いこと。中央の決定キーを押そうとして、誤って上キーを押してしまうということが何度かあった。ちなみに、キーの反応速度そのものはそこそこ速く、もっさり感はほとんどない。10段階評価で8くらいはつけられるだろう。
キーは、右側面にカメラ、決定、上下、マナー/クリアキーがレイアウトされている。左側面には外部接続端子とイヤホン端子を装備する。320万画素のカメラはディスプレイ裏面ではなく、本体底面についている。
本体手前にはminiSDスロットを備える。なお、本製品をパソコンに接続した場合、USBマスストレージとして認識されるのはminiSDスロットのみで、1Gバイトの本体メモリ領域についてはパソコン側からは参照できない。
機能的には、PCサイトビューア、PCドキュメントビューアー、HelloMessenger、3Dナビといった機能に対応するものの、おサイフケータイ、さらにワンセグといった流行りの機能は搭載されていない。もっとも、次章で述べるとおり、これだけミュージックプレーヤーの機能に特化しているのであれば、これらの機能がオミットされても仕方ないと感じる。
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