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松下、東大などと共同で、頑健性を高めた顔認証技術を実証実験

ニューズフロント2006年07月24日 16時16分
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 松下電器産業は7月24日、東京大学など7つの大学/企業と共同で、監視カメラを使った顔画像認証技術の実証実験を7月27日にから開始すると発表した。従来に比べ、顔の向きや照明の明るさの影響を受けにくいロバスト(頑健)な認証技術を導入。入退室管理や屋外での行動追跡を柔軟に行えるようにするという。

 実験は松下のほか、東京大学、慶應義塾大学、両大学を含む7法人が参加する「Ubilaプロジェクト」が共同で実施する。

 松下によると、従来の顔画像認証技術では、監視カメラが正面から撮影した顔以外の認証精度に難があり、照明の明るさにも影響を受けやすかった。特に公的機関などが犯罪抑止のため、監視カメラの存在を意識しない通行人の顔を撮影する場合など、安定した精度で認証が行えなかったという。

 松下が開発したロバスト顔画像認証技術では、人感センサーなどを利用して認証対象を特定したり、複数の監視カメラの画像を統合することで、より高い精度で認証を行えるという。

 さまざまな向きの顔画像から、目、眉、鼻、口などの特徴を検出し、正面から撮影した顔画像を合成する。また任意の明るさで撮影した画像から、統計データにもとづいて、明るさの異なる画像を推定して生成する。これらに加え、認証対象となる人物にシステムが働きかけ、最適な状態で認証を行えるよう誘導する。

 東京秋葉原の秋葉原ダイビルに、実験スペースを確保する。スペースの入口に、複数の防犯カメラ、天井照明を導入し、併せて認証結果を表示する床面モニター、照明ポール、スピーカなども設置する。

 人感センサーが入室者を感知した時点で天井照明を点灯させ、監視カメラによる顔認証を行う。認証後に結果を示すため、床面モニターを映し、照明ポールを点灯。スピーカから音声の送出などを行う。

 これによりロバスト顔画像認証の性能評価と、改善余地を検証する。また認証結果を示したあと、認証対象となる人物のふるまいで、どのように認証精度が変化するかを調べる。

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