電子情報技術産業協会(JEITA)が7月21日に発表した、6月の民生用電子機器の国内出荷実績は、出荷金額が前年同期比8.5%増の2300億円で、11カ月連続のプラスを記録した。また1月〜6月の合計出荷金額は同11.4%増の1兆2355億円となった。
分野別にみると、映像機器は薄型テレビが堅調で、6月の出荷金額は前年同月比13.6%増の1427億円、1月〜6月の合計は同15.9%増の7684億円。
出荷台数ベースでみると、6月のカラーテレビ出荷台数は、前年同月比4.8%増の66万1000台。内訳はブラウン管(CRT)が19.7%、液晶が68.9%。プラズマは11.5%で初めて1割を超えた。
6月の音声機器の出荷金額は同4.6%減の157億円と4カ月連続でマイナスとなった。1月〜6月の合計では同2.5%増の1018億円と、1999年以来のプラスとなった。
6月のステレオセット出荷台数は、同19.6%減の10万7000台と13カ月連続でマイナス。一方、デジタルオーディオプレーヤの出荷台数は42万9000台で音声機器全体をけん引した。そのうち90.2%を占めるのは記録装置に半導体メモリを使用するタイプだった。
自動車関連の音声/映像/通信機器(カーAVC機器)は、6月の出荷金額が同2.4%増の716億円で、7カ月連続のプラスとなった。1月〜6月の合計は同5.3%増の3652億円。出荷規模の大きいカーCDプレーヤの出荷台数が同3.0%増の60万9000台となったほか、カーラジオ、ETC車載ユニットが伸びた。
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