VoToLの機能は、大きく「Movie」、「Music」、「Photo」、「Text」、「Transpeech」の5つにわけることができる。このうち、「Transpeech」をのぞく4つの機能をパソコンと連携して使うには、製品に添付のVoToL同期用ソフト「VoToL Link」が必要となる。
「Movie」機能では、MPEG-2やMPEG-4、WMV9などの動画ファイルを再生することが可能。テレビパソコンなどで録画した番組も多くの場合、変換せずにそのまま転送できる。再生ファイルの上限はビットレート8Mbps、ファイルサイズ4Gバイトまで。ただし、それ以上のファイルサイズになっていても、「VoToL Link」を使えば、再生ファイルサイズに合わせて圧縮できる。
なお、NECのテレビパソコン(※1)を使っている場合なら、「VoToL Link」のNECテレビパソコン専用画面(SmartVisionタブ)から録画されたファイルを直接選択することにより変換できる。また、録画予約画面でVoToLへの転送予約を行えるため、手間が省けて便利。NEC以外のパソコンを使っている場合でも、VoToL接続時に指定フォルダのデータを自動同期したり、設定したキーワードにあった条件のファイルを「おまかせ転送」したりできるなど、ユーザーの使い勝手に配慮した設計になっている。
※1 NEC製の2004年1月以降発表のTV機能搭載パソコンに限る
「Music」は音楽ファイルを再生できる機能。実は、音楽CDを取り込んだり、音楽ファイルを管理したりする機能はない。そのかわり、対応ファイル形式は幅広く、MP3、AAC、WMA、WAV、Ogg Vorbisなどをサポートする。データを転送する際は、これらの音楽ファイルが保存されているフォルダを指定するだけでいい。つまり、これまでiTunesなどのソフトで音楽ファイルを管理してきた場合は、その資産をそのまま活かすことができるというわけだ。なお、Windows Media Player 10で楽曲を管理している場合は、作成したプレイリストをVoToLに転送して使用することも可能だ。
このほか、「Photo」機能では静止画を、「Text」機能ではテキストファイルをそれぞれ閲覧することができる。
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