デジタルチューナー搭載レコーダーの購入層は、従来のアナログDVDレコーダーからの買い替えよりも、薄型テレビの購入時にVHSビデオから一気に買い換えるケースが多い、という調査結果が出ている。そうしたユーザーにも簡単に使えるVTR感覚のデジタル機、というのが本機の開発コンセプトだ。
親しみやすさがポイントということで、本機は、同社の液晶テレビ「AQUOS」と似たテイストのルックスと、わかりやすい表示パネルを採用している。高さは68mmとデジタルチューナー搭載機では最もスリムで、コンパクトボディだ。デザインがなかなか凝っていて、クローム色の上パネルは、3次曲面で構成された“AQUOS調”の滑らかで量感のあるフォルムに仕上がっている。
中央の液晶表示「タイトルウインドゥ」はビデオ時代からのシャープデッキの伝統で、ドットマトリクスの日本語表示を採用し、動作や番組名などを詳細にディスプレイする。動作時はもちろん、電原OFF時にも「地上D番組表取得中」などと表示される。ここまで親切に情報表示してくれるレコーダーは本シリーズだけだろう。さらに2つの円形インジケーター「メディアサークル」でHDDとDVDの動作を表示する、というわかりやすい前面パネルを採用している。
搭載端子は、HDMI出力端子のほか、i.LINK端子はTS入出力とDV入出力に切り替えて使えるなど、デジタル端子が充実しているのが同社レコーダーの特長だ。
HDDは500Gバイトとデジタル放送録画に十分な容量を確保している。DVD録画はDVD-R/-RWのみで、使えるメディアが少ないのがやや寂しいが、再生はDVD-R/-RWのほかDVD-RAMとDVD+R/+RWに対応する。DVD-RのVR(CPRM)録画も可能なので、デジタル放送のDVD保存で困ることはまずないだろう。
親しみやすさとともに、新しい便利さも備えている。3デジタルチューナーを各2基+地上アナログチューナーを1基備え、デジタル放送などをダブル録画可能、という最新の録画機能を備えているのだ。前機種と較べると、第二のデジタルチューナーが地上デジタルのみから、3デジタルに増強され、より使い勝手が良くなった。
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