シャープ「AQUOSハイビジョンレコーダー DV-ARW25」がフルデジタルダブル録画対応に - (page 2)

シャープ
DV-ARW25
内容:デジタルレコーダーは、今や3デジタルチューナー内蔵のハイビジョンモデルが人気だ。その中でもデジタルチューナーをダブルで搭載した「ダブル録画」モデルは、最新モデルが次々と登場するデジタル製品の中で「今買っても後悔しない」製品ジャンルの一つ。ハイビジョン録画の第一人者とも言えるシャープから登場した、デジタルダブルレコーダーの内容を検証する。

通常の録画+もう1番組を裏録予約

 ダブル録画機では、2つのチューナーの使いこなしがポイントになるが、本機は「裏録」という他機とは一味変わった録画方式を採用している。といっても基本は他機と同じで、番組予約時に、表(通常)のHDD録画(チューナー1)と裏録(チューナー2)が選べ、予約が重なった場合は、写真で示したように裏録に切り替えてダブル予約が可能だ。チューナー1は、3デジタル+地上アナログをTSモードとVRモードで録画可能。チューナー2は3デジタルのTS録画専用になる。つまりデジ×デジ、アナ×デジのダブル録画ができることになる。

  • 円形のHDDインジケーター(右隅)は、HDD停止時に白色、再生時に青色、録画時にはこのように赤く光る。通常の録画は小さなLED(左)で表示され、「裏録」は大型の裏録インジケーター(中央)で表示される

 この仕様は、ほかのダブル録画機と似ているが、チューナー2は予約専用で、レコーダー1、レコーダー2の切り替え操作がなく、ユーザーがマニュアル操作できるのは表のチューナー1のみになる。レコーダーの切り替えがないため、裏録しているチューナーに切り替えてテレビ視聴や追いかけ再生することはできない。裏録が終了した時点ではじめて、表の再生リストにタイトルが登録され、再生が可能になる仕組みだ。つまり「シングルチューナーのレコーダーに、ピンチヒッターとしてもう1つ予約専用チューナーがついた」と考えればわかりやすいだろう。

 一見不自由に思える仕様だが、シングルチューナー機並みに割り切って使うと意外に理解しやすい。ほかのダブル録画機のように、自分が今どちらのレコーダーを使っているか? を気にかける必要がない。また、裏録中でも、表の機能では、録画再生編集などすべての操作が可能であるため、一部のダブル録画機のように“ダブル録画中や、レコーダー2ではこの機能が使えない”といった制限に戸惑うこともない。こうした構成のため、毎週録画している連続ドラマなどは裏録に指定して、通常の録画を表で行うと良いだろう。

  • すでに予約してある時間帯で重複予約をすると、チューナー2で裏録のダブル予約ができる。「重複予約を休止し予約する」の「休止」は、予約を実行しない設定になる

  • 同じ時間帯で、さらに3つ目の予約が重なると、この画面にが現れる。裏録予約は行えず、「重複予約を休止し予約する」もしくは「予約しない」だけが選択可能だ

  • 予約が3つ重なった状態で「重複予約を休止し予約する」を選択すると、予約一覧は上図のように表示される。一番最初に行った予約が「休止」状態になっている

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