ダブル録画機では、2つのチューナーの使いこなしがポイントになるが、本機は「裏録」という他機とは一味変わった録画方式を採用している。といっても基本は他機と同じで、番組予約時に、表(通常)のHDD録画(チューナー1)と裏録(チューナー2)が選べ、予約が重なった場合は、写真で示したように裏録に切り替えてダブル予約が可能だ。チューナー1は、3デジタル+地上アナログをTSモードとVRモードで録画可能。チューナー2は3デジタルのTS録画専用になる。つまりデジ×デジ、アナ×デジのダブル録画ができることになる。
この仕様は、ほかのダブル録画機と似ているが、チューナー2は予約専用で、レコーダー1、レコーダー2の切り替え操作がなく、ユーザーがマニュアル操作できるのは表のチューナー1のみになる。レコーダーの切り替えがないため、裏録しているチューナーに切り替えてテレビ視聴や追いかけ再生することはできない。裏録が終了した時点ではじめて、表の再生リストにタイトルが登録され、再生が可能になる仕組みだ。つまり「シングルチューナーのレコーダーに、ピンチヒッターとしてもう1つ予約専用チューナーがついた」と考えればわかりやすいだろう。
一見不自由に思える仕様だが、シングルチューナー機並みに割り切って使うと意外に理解しやすい。ほかのダブル録画機のように、自分が今どちらのレコーダーを使っているか? を気にかける必要がない。また、裏録中でも、表の機能では、録画再生編集などすべての操作が可能であるため、一部のダブル録画機のように“ダブル録画中や、レコーダー2ではこの機能が使えない”といった制限に戸惑うこともない。こうした構成のため、毎週録画している連続ドラマなどは裏録に指定して、通常の録画を表で行うと良いだろう。
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