ビデオリサーチインタラクティブは7月7日、2006FIFAワールドカップドイツ大会において、日本戦が行われた時間帯のインターネット利用状況の調査し、結果を発表した。
調査対象となったのは6月12日22時からのオーストラリア戦(関東地区テレビ視聴率49%)、6月18日22時からのクロアチア戦(同52.7%)、6月23日のブラジル戦(同22.8〜37.2%)の3試合が開催された時間帯。
対戦中のウェブ全体の利用者を、前4週平均利用者数と比較すると、第1戦の22時台が約41万人減の約304万人、23時台が約34万人減の約276万人だった。決勝進出に後がない状況となったクロアチアとの第2戦は、さらに減少傾向が強まり、22時台が約70万人減の約268万人、23時台は約59万人減の約219万人となった。
一方、早朝のテレビ放映となった第3戦は、4時台が20万人増の45万人、5時台も約38万人増の78万人と2倍弱の増加を示し、起床在宅率の高かさをうかがわせる結果となった。
試合終了後の利用者は、第1戦が、約36万人増の約249万人、第2試合が約21万人増の215万人、第3試合が約19万人増の約103万人と、試合終了直後から活発化している。
個別に見ると、ブログの利用は、ウェブ全体の傾向と同じだが、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)では前4週平均比103.5〜288.2%と、全試合を通じ、試合中およびその前後1時間で、前4週平均を上回っている。掲示板は、クロアチア戦が行われた23時台が、前4週平均比56.1%の14万人と、前4週平均を大きく下回った。
また、先日引退を発表した中田英寿選手のホームページ「nakata.net」の推定利用者数は、W杯がはじまった6月に、34万9000人へ激増し、5月の約2倍近くになっている。
集計対象としたブログはlivedoor Blogなど37社55サービス、SNSはmixiなど22事業者サービス、掲示板は2ちゃんねるなど8サービスとなっており、ワールドカップと関連していないコンテンツも含まれている。
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