ACCESSと沖電気工業および両社の合弁会社であるOKI ACCESSテクノロジーズの3社は6月28日、次世代ホームネットワークサービス実現の促進に向けて、ホームネットワーク標準規格であるDLNAガイドライン準拠の商品分野で協業すること発表した。同分野で3社がそれぞれ開発してきた商品を連携させることにより、ホームネットワークとモバイル端末の融合を促進していくとしている。
ACCESSは、DLNAガイドラインに対応した情報家電向け組み込みミドルウェア製品「NetFront Living Connect」を開発しており、沖電気は、ホームゲートウェイ機能とホームサーバ機能を兼ね備えた家庭内設置用プラットフォームである「BB Media Router(BBMR)」を開発している。今回の合意により、沖電気のBBMRにACCESSのNetFront Living Connectを搭載することが可能となる。
NetFront Living Connectを搭載してBBMRのホームゲートウェイ機能をDLNA対応させることにより、情報家電用ブラウザ「NetFront Browser」を搭載した携帯電話から、家庭内外を問わず、DLNA対応家電をコントロールすることができるようになる。また、ホームサーバ機能では、動画コンテンツの蓄積や、携帯電話やPDAからの動画コンテンツのアップロード、ダウンロードが可能になる。これらは、NetFront Living ConnectのDMC(digital media control)およびDMS(digital media server)等により実現される。
また、沖電気のVoIP技術「eおと」およびビデオコーデック技術「eえいぞう」を利用してOKI ACCESSテクノロジーズが開発した音声映像コーデック「NetFront Video Codec Modules/NetFront Audio Codec Modules」や音声映像メディアプレイヤ「NetFront Media Player」と、「NetFront Living Connect」を搭載したDLNA対応家電では、BBMRに蓄積した動画コンテンツを高音質、高画質で再生することができる。
なお、NetFront Living ConnectやBBMRを活用したホームネットワークは、6月28日から30日に東京ビッグサイトで開催される「組込みシステム開発技術展(ESEC)」のACCESSブースにてデモ展示される。
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