沖電気工業は10月14日、家庭ネットワーク向けのゲートウェイプラットフォーム「BB MediaRouter(BBMR)」を発表した。今後、商品化を進めつつ、通信キャリア、インターネットサービスプロバイダ、自治体などへの提案および販売活動を進める。
同社では、ネットワークなどの情報通信技術が家電機器と融合することで、「ブロードバンド」(生活情報、エンターテインメント)、「アメニティ」(快適制御、省エネ)、「セキュリティ」(防犯、防災)、「ヘルスケア」(健康、医療/介護)という新しいサービスが生まれるとみている。これら4分野のサービスは異なるプロトコルで構成されるので、「各サービスを有機的に接続するためのプラットフォームが必要になると考え、BBMRを開発した」(同社)。
BBMRは、各サービス間のプロトコル変換を行うゲートウェイ機能を持ち、4つのサービスをシームレスに利用可能とする。これにより、「エンドユーザーは家庭内にある既存インフラを有効活用しつつ、家電製品がネットワークに繋がることによる新たな便利さを享受できる」(同社)。また、複雑なネットワーク機器の設定作業が不要になるので、誰でも簡単に扱えるという。
インテルIXP425ネットワーク・プロセッサを搭載し、インターネットイニシアティブの「ゼロ・コンフィグレーション」技術で設定作業の軽減を図った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力