パナソニックマーケティング本部は、ライカ初の光学式手ブレ補整搭載レンズと一眼レフデジタルカメラのセット「LUMIX DMC-L1K(通称L1)」を7月22日より発売すると発表した。価格は25万円前後の見込み。海外向けには8月末に2000ドル前後で出荷予定。
単体販売については、「ライカレンズを操る楽しみを提供したい。このレンズとボディは最大のコンビネーションであり、別々に売るつもりはない」と強気の姿勢を見せた。
セット販売されるレンズは「LEICA D VARIO-ELMARIT(バリオ・エルマリート)14-50mm/F2.8-3.5 ASPH.」で、デジタル専用だ。35mmフィルム換算で広角28mm〜中望遠100mmをカバーする。最短撮影距離は29cm。その他のライカレンズは、2007年から単焦点レンズ「25mm F1.4」「45mm F2.0 OIS Macro」などを発表していく方針だ。
本体は、アナログカメラの操作感や質感を継承する落ち着いたデザインだ。重さは、同梱レンズ、バッテリー、SDメモリカードと合わせて約1,098g。4/3型750万画素「LiveMOSセンサー」を搭載している。LiveMOSセンサーは、独自開発したセンサーで、CCDの高画質とCMOSの低消費電力を両立させたもの。2.5型の大型液晶モニターが搭載されており、コンパクトデジカメのように液晶モニターから構図を決められる「ライブビュー」はL1のこだわりの一つだ。もちろん、従来の一眼レフカメラ同様にファインダでの撮影方式も使えるので、通常はファインダで、三脚を使用するときは液晶などと利用シーン応じて変えることができる。また、レンズ交換時に付着したほこりを3万回/秒の超音波振動で自動除去する「ノンダストシステム」を搭載した。なお、マウントはフォーサーズ規格に準拠。フォーサーズシステムに準拠したレンズを使用できる。
発表では、マグネシウム合金を採用したボディ、質感や機能など、従来の一眼レフとは一線を画すプレミア感を強調。「(現状の一眼レフについて)不便を感じる方が相当いるはず。バリューがしっかり認識できる人にプレミアムなものを提供した」と意気込みを見せた。
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