ソニー、メモリースティックビデオレコーダーMSVR-A10で、動画を外へ持ち出せ! - (page 2)

ソニー
MSVR-A10
内容:ポータブルゲーム機「PSP」の登場により、にわかに注目を集め出した“モバイル動画”。このテレビの新視聴スタイルを完全サポートする録画機が、ソニーの「メモリースティックビデオレコーダー」だ。本体にはメモリースティックへのMPEG-4 AVC録画機能のみを内蔵させたシンプル設計ながら、PSPと連動させることで、テレビの視聴形態が大きく変わる!

必要最低限の機能のみを内蔵させコンパクトボディを実現

 同社のデジタルレコーダースゴ録シリーズを思わせるデザインを採用しているが、本体はA5サイズ程度と大変コンパクトだ。本機機能は録画のみで、再生機能は非搭載。本体だけでほとんどの操作が行え、離れた場所からの操作用として簡単なカードリモコンを付属している。

 2系統の映像入力は2系統用意されており、ここにレコーダーやテレビのチューナーを接続して使用する。レコーダーとテレビの間に本機を接続すれば、表示中のレコーダーの映像をメモリースティックに録画できる。

 タイマー予約機能も備えており、外部チューナーなどの予約機能を使っての予約録画も可能。ただし、この場合は、本機と外部機器の両方で番組予約をしなければならないので、手間がかかり予約ミスの可能性も高くなる。

  • 録画時に使用するライン入力をあらかじめ指定しておく。S端子を使う場合は別途設定変更が必要となるので注意が必要となる

  • 予約録画は日付や日時を指定して行う方式を採用。予約番組は上図のように一覧で表示。電子番組表を使えれば便利なのだろうが…

録画に使用するメモリースティックは1Gバイトを目安に

 また、現在使用中のレコーダーが、タイマー予約作動時に映像を出力するタイプなら、シンクロ録画機能を使うと録画が行いやすい。シンクロ録画とは、外部からの映像入力を受けて録画をスタートさせる機能で、この機能を使えば、メモリースティックビデオレコーダーがー側で録画予約をしなくても操作できる。

 筆者の知る限り録画予約動作時に映像を出力するレコーダーは東芝の「RD」シリーズ、三菱電機の「楽レコ」シリーズがある。残念ながらソニーのスゴ録シリーズは予約録画時に、外部出力を行わないので、予約録画時のシンクロ録画は利用できない。手持ちのレコーダーやビデオデッキなどの動作を調べて購入を検討するといいだろう。

 512Mバイトのメモリースティックを使用した場合、高画質のAVC QVGA 768kで約1時間10分、画面の粗さを感じる長時間モードのAVC QVGA 384kで、約2時間の録画ができる。そのほかの容量での録画時間は下記の通り。画質の違いは、長時間モードでも鑑賞に堪える画質を維持しているが、動きの多いシーンや細かなものが一斉に動くような画面では、ノイジーな画面になってしまう、できれば1Gバイトのメモリースティックを使って高画質モードで2時間程度の録画をしたい。

  • 録画モードは2種類を用意。実勢価格4980円の「MSX-M512S」(512Mバイト)を使用した場合、AVC QVGA 768kなら約1時間10分、長時間モードのAVC QVGA 384kなら、約2時間の録画ができる

メモリースティック録画可能時間

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