今週、VeraSun Energyが新規株式公開(IPO)をする予定だ。これにより、ウォール街が代替エネルギーをどう評価するのかが、試されることになる。
サウスダコタ州オーロラに本拠地を構える同社は、トウモロコシからエタノールを製造する企業だ。同社はIPOで、1株あたり21ドル〜22ドルの公募価格で1825万株を売り出す計画だ。米国時間6月13日中に最終的な公募価格を決定し、その後IPOを実施する。
VeraSunのIPOに対する関心は高いようだ。同社は当初、18ドル〜20ドルの株価で1725万株を売り出す予定だったが、6月9日、公募価格を上げ、販売株式数を増やした。
VeraSunは米国第2位のエタノール製造企業で、年間2億3000万ガロンを製造している。現在、製造施設の増設を計画しており、これが実現すれば、2007年8月には3億4000万ガロンを、2008年3月には5億6000万ガロンを製造できる見通しという。
2006年第1四半期の業績は、売上高が1億990万ドルだったのに対し、純利益はわずか270万ドルとなっていた。
太陽エネルギー、バイオ燃料などのいわゆるクリーンエネルギー関連企業は、これまでどちらかというと日の当たらないところで活動してきたが、ここにきてベンチャーキャピタルや投資家の関心を集めはじめた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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