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ヘスターCTOに聞く--AMDの今後 - (page 2)

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:尾本香里(編集部)2006年06月15日 08時00分
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--第三世界のコンピューティングのあり方が議論されていますが、あなたの意見を教えてください。

 PCが利用されているのは世界の15%から20%くらいの地域です。一般的なPCは、それ以外の地域でも必要とされるようになるでしょう。携帯電話と今日のノートPCを合わせたようなものも登場するはずです。途上国ではPCの消費電力と価格が重要な問題になりますから、先進国とは異なる方法でPCを販売する方法を考える必要があると思います。

 新興国に関しては、サブスクリプションのようなモデルを使って携帯電話の販売価格を調整することができています。PCでも同じようなことが起きるでしょう。「250ドルの一括払い」と決めてしまえば、途上国にPCを普及させることは難しいかもしれません。しかし「10ドルの25回払い」といった具合に、時間をかけて支払うことができるようにすれば、そして定期的にではなく、余裕のあるときに随時支払うことができるようにすれば、所得の少ない人でもPCを利用できるようになります。

 PCの部品を保護する必要もあります。PCの普及が始まったばかりの頃は、第三者がPCの費用を負担することになります。PCの使用者は時間をかけてPCの代金を支払いますが、その間に車の解体のような現象が生じる可能性もあります。誰かがPCを盗み出し、ばらばらにして、部品を売却しようとするのです。PCを守るより、解体して売りさばく方が儲かる時期があります。PCの部品を保護する方法を考え、できる限りの対策を講じることで、こうした事態を防ぐ必要があります。

--「Future in Review」カンファレンスでは、途上国には処理能力の小さいシンクライアントが適しているという意見も聞かれました。この意見についてどう思いますか。

 たとえば、農村部の学校の状況を考えてください。ネットワークインフラを整備しなければPCを利用できないなら、対応できる学校は限られてしまいます。途上国に導入されるPCは、もちろんネットワークがあればシンクライアントとして利用できるものでしょう。しかし、そのPCはスタンドアロンでも動作するものでなければなりません。

 米国をはじめ、多くの先進国ではブロードバンドはもちろん、一般には無線ブロードバンドも当たり前のものとなっています。しかし、このような国は少数派です。多くの国では電力の供給も安定していません。AC電源ですら、日に2時間ほどしか利用できないのです。

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