ディーツーコミュニケーションズ(D2C)は6月12日、NTTドコモの携帯電話向け電子クーポン/広告機能「トルカ」を用いたマーケティング・サービスの実証実験を始めたと発表した。北海道にあるNTTドコモの店舗や、一般の飲食店、家電販売店などで、トルカを使った景品キャンペーンを実施する。
トルカは、店舗の端末に携帯電話機をかざすことで、クーポン券や案内パンフレットなどのデジタルデータを取得できる機能。現在、NTTドコモの第3世代携帯電話機「902i」シリーズ以降の機種で利用できる。D2Cでは「マーケティングツール、モバイル広告媒体としてのトルカの効果を検証する」と説明する。
今回の実証実験では、札幌と帯広にある飲食店、家電販売店など16店舗で電子クーポンを配布する。ユーザーがクーポンを取得し、札幌、帯広、釧路などにあるNTTドコモの14店舗で提示すると、景品を受け取れる。また電子クーポンに組み込まれたリンクから専用ウェブサイトにアクセスし、各店舗の情報を閲覧したり、新たなクーポンを取得できる。
実験は携帯電話端末やPHS端末販売を手がけるダイヤモンドテレコムの協力を得て、6月10日〜12月の期間に実施する。D2Cは実験結果をもとに、トルカ用クーポンの作成、管理、提供をするASPサービスや、携帯電話を利用した各種販促支援サービスを開発するという。
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