Microsoftは米国時間6月6日、XboxやWindows版ゲームの売り込みを加速させるため、Interactive Entertainment Businessグループのグローバルマーケティング担当トップにJeff Bell氏を任命した。
DaimlerChryslerのChrysler Groupで製品戦略担当バイスプレジデントを務めるBell氏は、6月12日付けて新しい役職に就く。Bell氏はChrysler時代に、同自動車メーカーのビデオゲームやオンラインマーケティング進出を進めて有名になった。
MicrosoftのInteractive Entertainment Business担当バイスプレジデントで、Xboxのマーケティングトップを務めていたPeter Moore氏は声明のなかで、「Jeffは消費者の体験と技術革新をユニークな形で組み合わせ、これを双方向エンターテイメントビジネスに生かすことができる。車のビデオゲーム戦略を推進した実績と、都市部でのマーケティングプランに与えた影響を見れば、彼の専門知識とリーダーシップの力は明らかだ」と述べた。
Chryslerは、マーケティングツールとして40種類のオンラインゲームを開発し、300万人以上の登録ユーザーを集めた。
Microsoftも、自社のゲームを使って同じような成功を目指している。同社は2005年12月、自社のエンターテイメント、デバイス部門を4つの事業部に分割し、その1つが現在のInteractive Entertainment Business事業部となった。
このときの分割は、Microsoft全体を3つの事業部に分割した同年9月の大規模構造改革の一環だった。この構造改革はMicrosoftの意志決定を合理化し、製品開発を加速させるためのものだった。
Moore氏は1月、新しいXbox 360ゲーム機が全体的には予定通りの売上であることを示唆した。ただし、北米では小売業者らが在庫を確保できない問題を抱え、日本では消費者が新しいゲーム機の購入になかなか踏み切らない状況にある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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