Oracleは米国時間6月1日、サプライチェーンプランニングアプリケーションを開発するDemantraを買収すると発表した。
Demantraの製品としては、「Spectrum Suite」があり、小売り計画や在庫補充、リアルタイムの売上高や事業計画などの作業を処理する。
この買収は、Oracleのサプライチェーンアプリケーション事業の拡大に役立つとともに、特定業界へ注力することにも一役買うと期待されている。創設10年目のDemantra(本社:マサチューセッツ州ウォルサム)は最近、米国第2位の食品卸企業であるC&S Wholesale Grocersを顧客として獲得している。さらにMcCain Foods、Korbel、Welchも同社顧客とされている。
積極的な買収路線を進めてきたOracleは、業務アプリケーション業界の支配をめぐって最大のライバルSAPと争ってきた。
Oracleによる今回の買収により、SAPは同社のPowered By SAP NetWeaverパートナーの一員であるDemantraを失う可能性がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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