New York Post紙は米国時間5月26日、Microsoftが数週間にわたり、オンラインオークションサイトのeBayと買収交渉を進めていると報じた。これにより、メモリアルデー連休にあたるこの週末、早々に遠出をしなかった人たちの間でさまざまな意見が飛び交った。
New York Post紙の記事は、この件に詳しい複数の匿名人物からの情報として、MicrosoftがGoogleとの競争で有利に立てるよう、eBayを買収しMSNポータルへ統合することを検討していると伝えた。
「複数の情報筋は、交渉は今も続いているが、この2週間は幹部たちが独占禁止法の問題を考慮しており、やや低調になってきたと明かしている」と、この記事には書かれている。さらに、YahooとeBayの提携の報道が、買収交渉にどのような影響を与えるかについてははっきりしない、としている。
「大胆な発想で、間違いなく、落ちこぼれのMSNを何とかしようというMicrosoftの真剣さを示している。しかしeBayは、自らの上に覆いかぶさってくるポータルなど必要としていないし、それが三流のポータルならなおさらだ。eBayの買収はMSNを救うことにはならないだろう。MSNも独立企業として戦うチャンスはあっただろうが、Microsoftはどうやら、すべての事業を同じ傘下に収めて、インターネット部門も管理下に置き続けることに決めたようだ・・・。この買収が実現した場合、特に補完的な効果が得られる資産は、PayPalとSkypeだ。残念ながら、MicrosoftがeBayのマーケットプレイス事業をスピンオフするつもりでなければ、これらの資産を得る手段としてはひどく高くつくことになりそうだ」--Internet Outsider
「素晴らしい!今後は当然すべてが統合されて、広告を組み込んだオークション対応VoIPデスクトップOSになる。今度はLinuxが(Skypeと競合する無償のネット電話サービス会社)Gizmo Projectを買収するかもしれない」--Webtown--Jan in Malaysia
「この買収が実現した場合、それが業界にとってどのような意味があるのか、私は正確には予測できない。もちろん、SkypeがWindowsに組み込まれるのは間違いない。しばらくはそれで問題はないだろう。言及されている『Windows Live Search』への統合を除いて、eBayを傘下に収めることの意味が私にはよく分からない。露出の機会が増えるのは確かだ。SkypeとeBayの両方を『MSN Spaces』ブログへ組み込むのも、面白い試みかもしれない。1つ気になる疑問は、eBayの価値がいくらになるのかということだ。Skypeの買収に大金を払ったため、eBayの総価値は少し下がった。それでも、この買収が数十億ドルになることは、ほぼ間違いないだろう」--Thatedeguy
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」