Petsche氏が、全長9フィート(約2.7m)のハイイログマを最高傑作の1つと自負しているのはそのためだ。
同氏は、「非常に大きな作品になると、レゴの重量も相当なもので、組み立てるのがおそろしくたいへんだ」と話す。大型モデルを土台に固定し、重い本体を支えるスチールの枠組みを作成するのが、作品作りで最も難しい部分なのだという。
モデルを下から作り上げていくと、途中で形を変える作業が複雑になりがちなので、大型モデルに取りかかる場合はまず小さな試作品を用意し、事前に細部の仕組みを検討しておく。
「腕の部分を作るなど、本体を変形させるときには、その行程をあらかじめ思い描くようにしている。実物を組み立てている間に造作を考えるのは難しいので、試作品を作っておくわけである」(Petsche氏)
ただし、全体のある部分だけを試作品化しておけばよい場合もあるという。Petsche氏は、例えば高層ビルを組み立てる際は、窓や屋上部分の試作品を作り、それを参考に最終形を仕上げていくと話した。
それにしても、これ以上に楽しそうな仕事があるだろうか。
「子供たちによい影響を与えるものを作り出しているというところが、この仕事で最も気に入っている点だ。わたしの作品を見た子供たちはたいてい感動してくれるので、とてもうれしい。大人もレゴで遊ぼうという気になってくれる。レゴは、組み立てる最中の思考が重要な、知的な玩具だと思っている」(Petsche氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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