Petsche氏は、ショップ内に置かれた赤青黄3色の何百という容器の中に、200万個ほどのレゴブロックが入っていると見積もっている。すぐ側の倉庫には、さらに350万個が保管されているという。これらを合計すると、同ショップはデンマーク、英国、ドイツのほかのLEGOLANDと比べて、最も多くのブロックを保有していることになる。
LEGOLAND内に今夏オープン予定の海賊をテーマとした新アトラクションエリア「Pirate Shores」や、サンフランシスコ、ニューヨーク、ワシントンD.C.といった都市のミニチュア版で、目玉的な展示でもある「Miniland」の大半を作り上げたのも、同ショップのビルダーだ。
最近Minilandに加わったものには、ニューヨークの世界貿易センタービル跡地に建設される予定の高層ビル「Freedom Tower」を模した、27フィート(約8メートル)の展示物がある。
Petsche氏(35歳)によれば、MinilandのFreedom Towerは、LEGOLAND Californiaが展示しているものの中では、実世界に存在しない唯一の建物だという。それでも同タワーは、ミニチュアのニューヨークの景観にうまく溶け込んでいる。
モデルショップには、1フィート(約30cm)以下のFreedom Towerの試作品が、少なくとも2つ置かれていた。こうしたミニチュア版の試作品から、Minilandの作品が作られたそうだ。
「展示物の大半は、何かのキャラクターや等身大のモデルだったり、Minilandのキャラクターだったりするが、いずれにしろ人々になじみの深いものだ」とPetsche氏は述べ、本物の背景の中で「極力目立つよう、精巧なものを作るよう努力している」と話した。すなわち同ショップは、レゴという宝物が満載された宝箱を生み出しているのである。
同ショップのビルダーやデザイナーにとって最も難しい作品は、言うまでもなく巨大な作品だ。特に、複雑な形状やデザインのものは手間がかかるという。
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