オールアバウトがスタイルストアをリニューアル--モノ作りの専門家への支援サービスを開始

田中好伸(編集部)2006年05月25日 18時20分

 オールアバウトは5月24日、オンラインセレクトショップ「All About スタイルストア」をオープン1周年を機会にリニューアルするとともに、モノ作りの専門家を発掘・支援するサービスを開始した。

 今回新たに始まったサービスは、クリエイターや職人、デザイナーなどの「つくり手」をネットワーク化して、つくり手が制作した、既存の流通市場に出回りにくい“こだわりのある商品”を同サイト上で販売する。

 同サイトで商品を売りたいつくり手は、エントリーフォームから商品に関する情報などを入力、その後、オールアバウトのガイドなどによる「アドバイザリーボード」が審査を実施。その審査を通った商品がAll About スタイルストア上で販売されることになる。審査を通った商品は3カ月間限定で販売されることになるが、販売実績や将来性、独自性などの点で継続して販売するかどうかオールアバウト側で判断することになる。3カ月の限定販売以後も継続される商品は、定番商品あるいは看板商品として販売される。

 今回のサービスでは、「つくり手モール」というコーナーで随時つくり手の商品が紹介される、またつくり手自らが商品の背景や制作過程、商品に込めた思いを「つくり手ブログ」で随時更新していく。なお、このブログを更新することが同サイトで商品販売する条件のひとつとなっている。

 オールアバウトは、生産量が少ないが伝統的な製法による商品、未発掘のクリエイターが作った商品、職人が原材料にこだわった作るスイーツなどを販売していきたいとしている。同社は、今回のサービスによってユーザーに対して、こだわりのある商品を発掘する喜びと購入する機会を提供し、つくり手に対しては商品をPRできる場と販売機会を提供することになる。つくり手側は、情報を発信する際にオールアバウトから編集アドバイスを受けるとともに、決済や物流を委託することができる。

 サービス開始となった5月24日現在、50人以上のつくり手、約200のアイテムがそろえられている。同社は、今後2〜3年でつくり手1000人、アイテム数1万点を目指すとしている。

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