新たにワイドスクリーンに変更されたMacBookのディスプレイはとても明るい。PowerBookを選んできた理由に「画面の明るさ」を挙げてきた僕にとっては、「iBookは暗い」という印象をさっぱり払拭してくれた。アップルが公表しているカタログ値で、以前のiBookよりも79%明るいとのことだ。またディスプレイについてはもう1つの変更点がある。それはディスプレイの表面に光沢を持たせたクリアワイドスクリーンに変更されている点だ。
クリアワイドスクリーンは最近のWindows PCでの採用が進んでいる、いわゆるテカテカした表面のディスプレイで、MacではMacBookで初めての採用がなされた(MacBookがリリースされる際に、MacBook Proでも無料で選択できるようになった)。この新しいクリアスクリーンによって、写真やDVDの映像などの発色が鮮やかになり迫力が増した。また心配される映り込みは多少するものの、気になるほどではない。コンシューマー向けの製品ということで、この仕様はうれしい。
ディスプレイに関してもう1点の進化は、これまでのiBookでは外部ディスプレイでミラーリング(本体のディスプレイと同じ内容を表示させる機能)のみに対応していたが、Intel化されたMacBookではデュアルディスプレイに対応し、デスクトップで外部ディスプレイを接続すれば表示領域を拡大できるようになった。またKeynoteなどでプレゼンテーションをする際も、手元では発表資料を見ながらプロジェクターでスライドを表示させることもできる。
パワーサプライも進化した。新しくなったのがMagSafe電源アダプタだ。これは本体と電源アダプタのプラグを結ぶコネクト部分に強力な磁石が内蔵され、その磁力で接続する仕組み。そのため電源コードを引っ掛けてもマシンが机から落ちる前に電源アダプタが外れるとのことだ。ただこの磁力がかなり強力で、まっすぐ引っ張ってもそう簡単には外れない。取り外すときにはコネクタと部分を上から押して磁力でくっついている面積を減らしてから引っ張るとよいだろう。
新しいMagSafe電源アダプタには注意する点がいくつかある。これまで長年PowerBookやiBookを使ってきたユーザーにとっては、今まで自宅、職場、鞄の中など、以前の電源アダプタを複数持っていて、「電源アダプタを忘れてバッテリにやきもきする」リスクを減らしているかもしれない。しかしMacBookでは今までの電源アダプタは使うことができないので、必要であれば新たにそろえなければならない。もう1点、もし鞄の中に財布を一緒に入れておくなら、磁力でカード類がダメにならないよう注意が必要だ。
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