MacBookのインターフェースについて。まず外部接続性を確保するポート類は、すべて左側にまとめられている。左からMagSafe電源コネクタ、ギガビットイーサネット、Mini DVI、FireWire 400、USB 2.0ポート2つ、ステレオライン/光デジタル入力、ヘッドフォン/光デジタル出力、セキュリティスロットと並ぶ。
またキーボードもこれまでのものから変更されている。新しいキーボードは、キートップ部分のみが一体型のフレームから出っ張っているデザイン。キートップは平らだが、キー自体が小さくなった訳ではなく、少しキーピッチが広がったような感覚だ。キーの深さはフレームの高さまで、約2〜3mmほど。注目のタッチだが、今までのPowerBookやiBookよりも静かでソフトな打鍵音を奏でる一方で、浅めのタッチながら心地よい固さもある。PowerBookの軽いタッチに慣れていたユーザーにとっては、少しタイプする際に指に力を入れなければならず、慣れが必要だと思う。欲を言うと黒いボディでMacBook Proのようにキートップが光ったら、と思うとさらに格好良いですね。
ワイドスクリーンになり、筐体も横に広がったため、トラックパッドも横長になった。キーボードの「C」から「<」までの幅がある。新しいMacBook Proで対応している2本指スクロールが可能だ。ウェブサイトを見るときに、1本指で普通のポイントをしたりタップしたりしながらリンクをたどり、2本指でスクロールしてページを読み進める。気になるリンクを別のウインドウで開きたければ2本指でタップすれば機能付きクリックからメニューを選ぶことができる。とてもスマートである。
またディスプレイの上に目を移すと、ディスプレイの開閉に関わるラッチを受ける穴がなくなったために、内蔵できるようになったiSightカメラが見える。MacBookに初めて電源を入れると、ユーザー登録などが始まるが、この画面でもiSightカメラを使って自分の顔を登録できるあたりも気が利いている。当然iChat AVでのビデオチャットを楽しめるし、iMovie HDを使えばすぐにビデオレポートやビデオメールも作成可能。もし友人たちと集まっているなら、PhotoBoothを使ってMacBookだけで記念写真を写すこともできる。
ただ外付けカメラではないので、人によってはカメラの角度が合わないかもしれない。僕の場合、座って膝の上に乗せているときはちょうど良いが、デスクに座っているときにディスプレイをちょうど良く見られる角度にすると顔の鼻から上の半分くらいしか映らない。近くにいた女性の意見として「ちょっと上から映すと、左からの方が(カメラ映りがいいのに)」といった画角のリクエストがあった。カメラは可動ではないので、こういったリクエストにもお応えできない点はご注意を。
最後に紹介するインターフェースはFront Row。MacBookの前面右下にはスリープランプと赤外線リモコンポートがあり、同封されているApple Remoteという、iPod shuffleと同じようなサイズの赤外線リモコンでMacBookをコントロールできる。iTunesの音楽、iPhotoの写真、MovieフォルダやiTunes、iPhotoに登録されているムービー、DVDを赤外線リモコンで操作可能。MacBookをいわば大きなiPodとして操り、手軽にメディアファイルを楽しむことができる。同じネットワーク上にMacやWindowsなどのiTunesの共有機能をONにしておけば、リモコンだけで他のマシンの音楽やビデオなどを再生することができる。
またポータブルマシンにFront Rowが内蔵された利点としてはKeynoteでプレゼンテーションをするときにスライドを送ることもできて、プレゼンテーションにも役立ちそうだ。
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