Allen氏は2004年11月、サンフランシスコのユニオンスクエア近くにできたApple Storeの開店の時、アイオワ州ウェストデモイン在住のMonte Nutzman氏という55歳の男性と知り合った。Nutzman氏は、今は離婚し、成人した2人の息子がいるというが、Apple Storeの開店に駆けつけるのが趣味になっているという。
もちろん、これらのAppleファンにとって、CEOのSteve Jobs氏の姿を目にするスリルはいつまでも新鮮なようだ。この日の朝、Jobs氏がグランドオープンの前に立方体をしたガラスの入り口の周囲を歩き回り、その仕上がり具合をチェックしている姿を、Allen氏やNutzman氏を含む数十人のファンらは首から提げたプロ用と思われるカメラで撮影していた。
「これまでにも新店舗の開店の時に、Steve Jobs氏を見かけたことは何度かある」とAllen氏。「しかし、彼がここへきてガラスの入り口のまわりを歩いている姿を見ると、本当にドキドキする。この入り口の設計には彼も手を貸したそうだが、私はとても素晴らしいと思う。これは、端っこまでいくと下に広がる店内の様子を見られるように考えられている。まったく信じられないほど素晴らしい」(Allen氏)
これらのファンのなかには、48時間近く行列しながら、結局何も買わないで帰る者も多い。Nutzman氏は何か記念品代わりになりそうなものくらいは買うかも知れないと言っていたが、Allen氏とShippy氏は何も買う予定はないと答えた。さらに、2人ともAppleが開店から24時間にわたって1時間ごとに1台ずつタダで配るMacBookがあたるとは期待していなかった。
「必要なものはすべてテキサスにある店で買う。2500枚配られるTシャツを1枚でももらえたらいいと思っている」(Shippy)。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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