沖電気工業は5月17日、H.264対応ソフトコーデック「H.264 CODEC」と商用IP網(IPv4およびIPv6)を使って高精細(HD)映像の伝送実験を行い、結果を発表した。沖電気では「IPを使った映像伝送が、商用IP網において十分活用可能であることを実証できた」としている。
この実験は、H.264 CODECで圧縮した映像コンテンツを映像配信サーバ「OKI MediaServer」に蓄積し、商用IP網を使って伝送した。複数の伝送先では、クライアントPCでデータを伸張し、映像として視聴した。回線には、アクセスラインとしてFTTHの商用IP網を使った。 その結果、ネットワークを経由した遠隔地でも、ネットワークを介さない場合の再生と同等の映像品質を保てたという。「200インチから300インチ程度の小型スクリーンでは、商用コンテンツのリアルタイム配信にも十分適用できる結果が得られた」(沖電気)
沖電気は、5月18日から19日に池袋サンシャインシティ文化会館で開催されるビジュアルコミュニケーション2006で、このHD映像の伝送実験をデモンストレーションする。
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