東京証券取引所(東証、西室泰三代表取締役社長兼会長)は5月8日、清算シ ステムの増強を完了し、運用を開始したと発表した。
これまで1日あたり500万件の約定が上限だった清算システムの処理能力を、840万件と1.68倍に増強したもの。さらに、5月22日をめどに、株式・CB売買シ ステムについても増強し、1日あたりの注文件数上限を900万件から1200万件に 引き上げる予定。
同社では、1日あたり約255万件だった4月の平均約定件数を考え、十分な余 力ができたと判断。これにともない今後は、売買停止の基準を1日あたりの約 定件数で一律に定めず、システム能力の9割を目安にその時点の売買の状況を 勘案して総合的に判断するとしている。なお、注文件数による売買停止につい ても同様に、株式・CB売買システム増強が完了した時点で注文件数の新たな上 限1200万件の9割を目安とし、売買の状況によって判断するとしている。
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