Apple Computerの関係者が米国時間5月1日に明らかにしたところによると、同社と大手レコード会社4社は、iTunes Music Store(iTMS)での楽曲販売価格を99セントに据え置くことで合意したという。
同関係者は声明文で「大手レコード会社との契約を更新した結果、今後も300万曲以上のライブラリに含まれる楽曲を、1曲99セントでiTunes利用者に提供できることになった。われわれは、このことに満足している」と述べた。Financial Times紙は1日、Universal、Warner Music Group、EMI、ソニーBMGの大手レーベル4社が、Apple関係者が認めた通りに、契約に合意したと報じていた。
各レコード会社からのコメントは得られなかった。
Appleは、オンライン音楽市場で支配的な地位にある。オンラインで合法的に販売される楽曲のうちの約80%は、Appleから提供されたものだ。同社は、iTMSを2003年に開設して以来、楽曲を1曲当たり99セントで販売してきたが、レコード会社各社から価格設定ポリシーの変更を求められていた。レコード会社側は、人気の楽曲や新譜を異なる価格で販売することを希望していた。
しかし、デジタル音楽の価格設定についてレコード会社各社による談合をニューヨーク州が調査したことから、99セントという販売モデルがしばらく維持されることが予想されていた。
Appleは、新しい契約が適用される期間についてコメントを避けている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」