Microsoftは、「Windows Vista」の企業テスターに向けて、わずかに機能を改善したビルド「Build 5365」をリリースした。
Microsoftは米国時間4月22日、Technology Adoption Customer(TAC)パートナーとテクニカルベータユーザーにBuild 5365を提供した。Microsoftはこの新しいビルドを「External Developer Workstation」と呼んでおり、新機能が加わったわけではないが、性能やデバイスのサポートが改善された、と24日に説明している。
Microsoftによると、現在も、前回変更したVistaのロードマップに変わりはないという。最新のロードマップでは、コード開発とテスト作業を2006年後半に終了し、顧客に提供を開始するのは翌1月となっている。3月に延期を発表する前のロードマップでは、MicrosoftはVistaを搭載した新しいPCを2006年の年末商戦に間に合うよう登場させる計画だった。
Microsoftは今四半期中に、対象ユーザーを拡大したテスト版をリリースする計画で、その数を約200万人としている。正確なリリース時期については、詳細を明らかにしていない。
MicrosoftはVistaで、アップデート版への外部からのアクセスをこれまで以上に可能にしている。最初のベータ版は2005年7月にリリースされており、それ以降Microsoftは、さまざまなユーザーがVistaをテストできるよう一連のCommunity Technology Preview(CTP)をリリースしてきた。また、過去のWindowsと比べると、暫定アップデートへも広いアクセスを提供している。
Microsoftはメジャーアップデートとして2月にCTPを発表しており、このCTPにマイナーアップデートが加わるのは、今回が2度目となる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」