MS、「Vista」テスト版をマイナーアップデート--性能やデバイスサポートを改善

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:河部恭紀(編集部)2006年04月25日 17時09分

 Microsoftは、「Windows Vista」の企業テスターに向けて、わずかに機能を改善したビルド「Build 5365」をリリースした。

 Microsoftは米国時間4月22日、Technology Adoption Customer(TAC)パートナーとテクニカルベータユーザーにBuild 5365を提供した。Microsoftはこの新しいビルドを「External Developer Workstation」と呼んでおり、新機能が加わったわけではないが、性能やデバイスのサポートが改善された、と24日に説明している。

 Microsoftによると、現在も、前回変更したVistaのロードマップに変わりはないという。最新のロードマップでは、コード開発とテスト作業を2006年後半に終了し、顧客に提供を開始するのは翌1月となっている。3月に延期を発表する前のロードマップでは、MicrosoftはVistaを搭載した新しいPCを2006年の年末商戦に間に合うよう登場させる計画だった。

 Microsoftは今四半期中に、対象ユーザーを拡大したテスト版をリリースする計画で、その数を約200万人としている。正確なリリース時期については、詳細を明らかにしていない。

 MicrosoftはVistaで、アップデート版への外部からのアクセスをこれまで以上に可能にしている。最初のベータ版は2005年7月にリリースされており、それ以降Microsoftは、さまざまなユーザーがVistaをテストできるよう一連のCommunity Technology Preview(CTP)をリリースしてきた。また、過去のWindowsと比べると、暫定アップデートへも広いアクセスを提供している。

 Microsoftはメジャーアップデートとして2月にCTPを発表しており、このCTPにマイナーアップデートが加わるのは、今回が2度目となる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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