はてな、認証APIを公開--はてなアカウントで他社サービスが利用可能に

永井美智子(編集部)2006年04月24日 20時46分

 はてなは4月26日、ウェブアプリケーション開発者がユーザーを認証するために、はてなのアカウントを使える「はてな認証API」を公開したと発表した。

 はてなでは、2005年3月より開発者向けにAPIを公開しており、はてなのサービスが持つデータを提供している。今回のはてな認証APIもその一環だ。なお、はてなの登録ユーザー数は、現在40万人となっている。

 はてな認証APIを使いたい開発者はまず、APIを利用するための「APIキー」を取得し、アプリケーションに認証APIの設定用リンクとAPIキーを設定する。これにより、サイトやサービスの利用者は、サービスのログイン画面にアクセスすると、自動的にはてなのサイト側へとアクセスし、ログインを完了できる。ユーザーから見ると、パスワードをはてなの外部サービスに取得されることなく、サービスが利用できる。

 はてな最高技術責任者の伊藤直也氏は「これまで、はてなのAPIを用いた魅力的なサービスが外部開発者からリリースされたものの、はてなユーザーのログイン情報が利用できないために運営が困難、というケースがあった。今回の認証APIの公開で、はてなのAPIを活用した面白いサービスが生まれる機会が増えることを期待する」としている。

 はてなは将来的に、はてな認証APIと、はてな内のアプリケーションを操作するAPIを連携させる計画だ。例えばアカウント名を取得する際にトークンを発行し、そのトークンがあればはてなダイアリーをAPIで更新できる、などの拡張を検討している。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]