オリコンとネットレイティングスは4月20日、音楽配信サービス市場の調査およびマーケティング事業に関して業務提携すると発表した。5月より楽曲ダウンロード数の推計に関する予備調査を行い、秋をめどに「着うたランキング」「着うたフルランキング」「音楽配信ランキング」を開始する。
両社によると、最近は国内でも楽曲販売の多様化が進み、音楽CDなどのパッケージ商品以外に、「着うた」「着うたフル」といった携帯電話向け音楽配信や、「iTunes Music Store」などのパソコン向け音楽配信が本格化している。
今後はこうした音楽配信サービス市場の調査を実施することで、音楽のヒットをより正確に把握し、「社会的なデファクトスタンダードとなる新たなランキングの創出を目指する」(両社)という。
ネットレイティングスが設計、構築する調査モニター基盤を利用し、着うた、着うたフル、パソコン向け音楽配信の各ダウンロード状況について個別に調査する。これにネットレイティングスが毎月実施する、インターネットの利用動向調査の結果を組み合わせ、統計的な処理を施すことで、楽曲のダウンロード数を推計する。すべての携帯電話キャリアに対応。WMA、ATRAC、AACなど各種の音声圧縮形式を網羅して、横断的な調査を行うという。
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