オリコンとレーベルゲートは8月18日、音楽配信サービスに関する業務提携について基本合意したと発表した。
オリコンは現在「ORICON STYLE」において、WMA形式で音楽配信サービスを提供している。一方のレーベルゲートは「Mora」にて、ATRAC形式の音楽配信サービスを提供中だ。
2005年5月にオリコンとソニーが、ORICON STYLEにATRAC技術を導入することについて基本契約を締結している。今回、オリコンとレーベルゲートが提携することにより、ORICON STYLEでATRAC形式の楽曲を配信することが技術的に可能となった。その結果「ネットワークウォークマンなどのATRAC形式に対応した製品を持つユーザーに対しても、サービスを提供可能になる」(両社)。また、現在Moraに参加する各レコード会社との協議により、「ORICON STYLE」サイトにおける楽曲のラインナップも増強される予定だ。同時にレーベルゲートは「Mora」の楽曲を、月間180万人のユニークユーザーと3500万のページビューを擁する「ORICON STYLE」において拡販できる。
決済についてはオリコンが自サイト内で受け持ち、楽曲配信はMoraのサーバから行われる。オリコンにはMoraに参加している各レコード会社から、配信数に応じた決済手数料が支払われる予定だ。
今回の業務提携による新サービスは、技術的な検証を経たのち、2005年12月よりサービスを開始する予定だ。両社は今後も国内における音楽配信マーケットをさらに拡大させるため、さまざまな施策を協同で積極的に講じるとしている。
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