ライブドア株およびライブドアマーケティング株の東京証券取引所マザーズ市場における取引が4月13日、終了した。ライブドア株は前日比7円安(6.93%安)の94円、ライブドアマーケティング株は同34円高(12.32%高)で取引を終えた。これで、両社の株式は4月14日付けで上場廃止となる。
ライブドアに強制捜査が入った1月16日のライブドア株の終値は696円であったことから、同社の株式価値は7分の1程度に下落したことになる。4月13日のライブドア株の出来高は前日比2.4倍の4476万536株と、活発な取引がなされた。時価総額は986億5000万円だった。
4月14日以降、ライブドア株およびライブドアマーケティング株は証券取引所で取引ができなくなる。
ライブドアは上場廃止について、「当社株式を市場で取引することができなくなるなどのご不便をお掛けすることになり、あらためて心からおわび申し上げます」とした上で、「上場という事実を真摯(しんし)に受け止め、このような自体に至った原因を過去の問題としてとらえるのではなく、現経営陣と従業員が深く心に刻み、内部統制とコンプライアンス体制の充実等の再発防止に真剣に取り組む」とコメントしている。
ライブドアは約53億円の粉飾決算をした証券取引法違反の容疑で、東京地方検察庁に起訴されている。東京証券取引所は有価証券報告書に虚偽の記載があったとして、ライブドア株の上場廃止を決めた。また、ライブドアマーケティングについても、ライブドアと共謀して架空の売上げを計上し、虚偽の事実を公表したとして上場廃止を決めた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス