「ティーンエージャーは自分たちの命が永遠に続くと思いがちである」とNCMECのプレジデントを務めるErnie Allen氏は言う。「子供たちには、(自分に関する情報をオンライン上に掲載するとき)自分たちがやっていることが、善意を持たない人々に対しても扉を開くことになるということを、わかってもらいたい」(Allen氏)
現在、子供向けのネットワークImbee.comや、俳優兼歌手のNick Lachey氏が開設し、Aftab氏も支援する「ティーンエージャー専用」ソーシャルネットワークYfly.comなど、より安全なオンライン環境をうたったサイトが現れ始めている。例えば、Yfly.comは、挙動が不審なユーザーを報告するためのボタンが用意されている。また、MySpaceでも、不快な画像、メンバー、発言を報告するための領域やオプションが複数用意されている。
ただし、それは当然のことともいえる。
MySpaceは、毎日最大25万人の新規メンバーを獲得しており、その安全性がメディアから注目されている。報道番組「Dateline NBC」が9日夜、子供らがオンラインで公開している情報の量について特集したことで、親たちの間で子供らのサイトを閉鎖したいという気持ちが高まっている。
「親として、知らない人とは話をしないよう、自分の息子には教えてきたつもりだ。しかし、知らない相手とでも、インターネット上で一度仲良くなってしまえば、多量の情報を共有するようになる」と、ペンシルバニアに住む16歳の少年の親は、電子メールによるインタビューで述べた。
一方、ティーンエージャーらも、MySpaceにある自分たちのスペースに親たちが干渉することに不満を持っている。ある十代のメンバーは、「MySpaceを信用できないという理由からではない。自分のプライバシーが親から侵害されているという理由から、自分のブログに個人的な話題を書くことはやめにする。親に読まれると困るので、書きたいことをここに書くことはもうできないと感じている」と書いている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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