NTTドコモ、通話料金と合わせて請求する独自クレジットブランド「DCMX」を開始

エースラッシュ、永井美智子(編集部)2006年04月04日 22時15分
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 NTTドコモは4月4日、ケータイクレジット「iD」に対応したクレジットサービス「DCMX」の提供を、4月28日より開始すると発表した。おサイフケータイ対応端末を使って1万円までサインなしに決済でき、携帯電話料金と併せて支払いができる。

 iDは、NTTドコモが2005年12月1日より提供しているクレジットブランド。サインレスなスピード決済ができる点が大きな特徴だ。4月3日時点で、店舗への導入が決まっているリーダーライターの数は約32万台で、2006年度内に約15万台が店舗に設置される予定という。今回発表されたDCMXは、このiDに対応した少額決済向けのクレジットサービスとなっている。

夏野剛氏
「ケータイで少額決済のクレジットカードを本気でやろうというところがほかになかった。だから、ドコモが自分で手がけることにした」と語る夏野氏

 DCMXを提供する背景についてNTTドコモNTTドコモの執行役員兼プロダクト&サービス本部マルチメディアサービス部長の夏野剛氏は、日本のクレジットカード利用金額が1997年の18兆1000億円から、2003年に26兆6000億円、2005年には29兆円にまで成長していることがあると話す。

 しかも、個人消費に占めるクレジットカード利用割合は米国の24%(72兆円)に対し、日本は9%しかない。日本が米国と同じ利用率になれば、約45兆円もの増加が見込めることから、日本のクレジット業界はまだ十分に成長の余地があり、きわめて先行きの明るい産業だと判断したそうだ。

 さらに、国内少額決済市場は約57兆円と大きいが、今まで日本であまりクレジットカードが使われていなかった分野だ。このため、少額のクレジットカード決済市場は大きな伸びが期待されるという。ちなみにドコモの資料によれば、少額決済を取り扱うSuicaのカード累計発行枚数は2月末時点で1536万枚、Edyは3月1日現在で1620万枚、おサイフケータイの契約数は4月3日時点で約1200万契約となっている。

 「私はこれ(DCMX)がやりたくてNTTドコモに来て、iモードやおサイフケータイを始めたといっても過言ではない。DCMXは、まったく新しい通信と金融サービスを融合した形だ」(夏野氏)

入会手続きは数秒で完了

 DCMXの主な特徴としてドコモでは、入会手続きが簡単なこと、美しいカードデザイン、NTTドコモならではのサービスや特典を掲げている。

 まず、入会手続きについては、おサイフケータイからDCMXのiモードサイトへアクセスして暗証番号を入力すると、数秒の入会審査の後、iDアプリおよびDCMXアプリをダウンロードするだけで完了する。利用に際しては、電子マネーのように事前にチャージをする必要もない。また、今後発売する機種に関しては、DCMXアプリを

 また、セキュリティ面ではICカードロックやiDアプリパスワード、遠隔ロックで第3者の悪用を防止。指紋認証や顔認証といったバイオメトリクス認証技術の利用、万が一のための盗難保険などを用意する。さらに、今後発売する機種ではバイオメトリクス認証を積極的に導入するほか、ドコモのコールセンターに電話すれば事前登録がなくても端末のICカードや電話帳などをロックできる新サービス「おまかせロック」も開始する。おまかせロックは今後発売する機種で標準対応する。

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