NTTドコモとJR東日本は4月3日、おサイフケータイを活用したケータイクレジット「iD(アイディ)」と「Suica電子マネー」の両方の決済サービスが利用できる共通インフラの運用を、2007年1月をめどに開始することで合意した。
両社は、共用読み取り端末(リーダ/ライタ)と共通利用センターからなる共通インフラについて、2005年7月より共同で検討を行っていた。
共通インフラの運用開始により、iDとSuica電子マネーの両方の決済サービスを導入する店舗は、1台の読み取り端末で対応することが可能となり、設置スペースの削減や端末導入コストを軽減できる。また、決済サービスを利用するユーザーにとっては、iDとSuica電子マネーの両方が利用できる環境が整備され、両方のサービスを使い分けることが可能となり、利便性が向上するとしている。
今後は、iDとSuica電子マネー以外のFeliCa方式による決済サービスとの連携を進め、複数の決済サービスをよりスムーズに提供するため、事業体の設立も検討するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」