富士通と同社子会社の富士通研究所は3月9日、非接触型手のひら静脈認証装置の小型/高性能版を開発したと発表した。大きさを従来の4分の1にコンパクト化するとともに、認証速度を2倍以上に高め、60℃までの高温で動作するよう耐環境性能を向上した。
一方、価格を従来の半分以下に抑えたという。同日より国内外に向け「PalmSecure」のブランドで販売を開始。4月末から出荷する。3年間で800億円の売上げを見込んでいる。
サイズは縦横35mm、厚さ27mm。手のひらに赤外線をあてて静脈の模様を読み取り、本人認証を行なう。富士通によると、手のひら静脈認証は指や手の甲の静脈認証に比べ認証精度が高いという。また指紋認証や掌紋認証と異なり、肌の乾燥や磨耗の影響を受けないといったメリットがある。
今回は小型化により、機器への組み込みを容易にした。また耐環境性能を向上したことで、屋外設置により柔軟に対応するという。パソコンのログインシステム、現金自動預払機(ATM)への導入といった従来の用途に加え、複写機や電子カルテシステムなどへの導入に向ける。低価格化により、一般消費者向け製品での採用が進むことも期待する。
富士通は同時に、手のひら静脈認証装置のサンプルアプリケーション、認証率評価ツールなどを同梱した開発キットを提供する。このほか専用ウェブサイトを開設し、技術情報や関連ソフトウェアのバージョンアップ版などを提供していく。
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