松下電器産業は3月8日、HDMIケーブルによるAV機器制御機能「VIERA Link(ビエラリンク)」を搭載した薄型テレビ「VIERA」、DVDレコーダー「DIGA」、およびシアター新製品を4月10日より順次発売すると発表した。
ビエラリンクとは、世界で初めてHDMIケーブルを介してAV機器制御を可能にしたコントロール機能のこと。HDMIケーブル1本で高画質かつ高音質な映像を視聴できるのはもちろん、VIERAのリモコンでDIGAなどの対応機器を操作できるようになる。また、電源の連動ON、OFFや自動入力切り替えといった機器間の自動制御も可能だ。
今回発表されたVIERAの新ラインアップは、従来の37V型、42V型、50V型に新サイズである58V型を加えたプラズマテレビ「PX600シリーズ」4機種と、32V型液晶テレビ「TH-32LX600」で構成されている。
全機種が地上、BS、110度CSデジタルハイビジョンに対応するほか、新「PEAKS」パネルの採用により4000:1(最大10000:1)の高コントラストや従来比で50%向上した階調表現力などを実現。また、デジタルカメラで撮影した写真を大画面で表示可能な「SD静止画再生」や、SDカードムービーで撮影した動画(MPEG2)を再生できるといった特徴もある。さらに、画面と音声ガイドで操作手順を確認できる「ビエラ操作ガイド」、操作性を向上した「新らくらくリモコン」など、操作面についても大幅に改良されている。
DIGAの新ラインアップは、地上、BS、110度CSデジタルチューナー搭載の「ハイビジョンDIGA」が4機種、アナログタイプの「DIGA」が2機種となる。ハイビジョンDIGAは、HDD内蔵タイプの「DMR-EX150、350、550」およびVHSビデオ一体型HDD内蔵タイプの「DMR-EX250V」で、HDD容量はそれぞれ200Gバイト、400Gバイト、500Gバイト、250Gバイト。
ハイビジョン放送の録画・再生を実現する「PEAKSプロセッサー」のほか、画面と音声で操作手順を確認できる「ディーガ操作ガイド」や、操作時のミスを防ぐ「誤操作防止&音声ガイド」を新採用している。また、最上位モデルのDMR-EX550が、インターレス信号をプログレッシブ信号に変換して出力できるHDMI 1080p(1125p)出力に対応しているのも特徴だ。
アナログタイプのDIGAは、HDD内蔵タイプの「DMR-EH55」とVHSビデオ一体型HDD内蔵タイプの「DMR-EH75V」で、いずれも200GバイトのHDDを搭載。こちらも「誤操作防止&音声ガイド」を新採用している。
このほか、ビエラリンクに対応したAVコントロールアンプ「SU-XR57」など、シアター関連の新製品8機種も発売される。松下ではVIERAおよびDIGAと、これらサウンドセットの組み合わせを「ビエラサウンドスタイル」として市場提案していくという。
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