松下電器産業パナソニックマーケティング本部は4月6日、薄型テレビ「VIERA」の新製品PX500シリーズなど9機種を発表した。発売はすべて5月1日。
新VIERAは、新しい高画質システム「PEAKS」により、階調性を従来品(PX300シリーズ)よりも30%向上させるなど、よりなめらかで奥行きのある映像を実現した。また、年間消費電力量は最大35%削減できるほか、普段通りテレビを見ているだけでユーザーの好みの番組ジャンルを自動で学習し、おすすめ番組を知らせてくれる「インテリジェントテレビ番組ガイド」機能なども搭載している。
50型、42型、37型の大画面モデルはプラズマ、32V以下は液晶でのラインアップとなる。
プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)の同社における生産台数は、2004年の45万台から2005年には83万台へと飛躍的に伸びると予測。その理由として、BSデジタルの普及、デジタル放送の高画質化、DVDソフトの普及などを挙げ、「従来のアナログ放送時代の画質では辛くなってきた。薄型TVの普及率はまだ10%もない」(パナソニックマーケティング本部 本部長 牛丸 俊三氏)と語った。
なお、兵庫県尼崎市にプラズマディスプレイ生産の第3工場を建設。2006年には、すでに稼働中の第1工場、第2工場と中国の4工場で、年間480万台の生産を可能にする見通しだ。
発表会会場には、VIERAの宣伝キャラクターの小雪さんが登場。「映画は、照明なども凝っているんです。その照明や肌の色などもきれいに再現されています」と新VIERAをアピールした。
【新・VIERAラインアップ】
地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン プラズマ テレビ
(すべてオープン価格で、下記の金額は市場想定価格)
地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン 液晶 テレビ
(すべてオープン価格で、下記の金額は市場想定価格)
いずれも発売は5月1日
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