ビッダーズがPKI認証を導入、スパイウェアなど個人情報漏えい対策強化

ニューズフロント2006年02月28日 16時37分

 ディー・エヌ・エー(DeNA)は2月28日、電子商取引(EC)サイト「ビッダーズ」に、3月末よりPKI(公開鍵)認証を導入すると発表した。個人情報の保護や管理体制強化を図るもので、国内の大手ショッピングモール型ECサイトとしては初の試みという。

 セコムのグループ会社セコムトラストネットが提供するPKI認証サービス「セコムパスポート for Member」を採用。ビッダーズにアクセスするユーザーのパソコンに、店舗ごとの電子証明書を発行する。

 ユーザーは、証明書の発行を受けたパソコンのみで、クレジットカード情報などを含む個人情報関連のウェブページを利用できる。スパイウェアなどによりパソコンからIDやパスワードが漏えいした場合でも、ほかのパソコンからは個人情報ページへアクセスできないため、悪用される危険を低減できるという。

 なおDeNAは同時に、ビッダーズの法人向け店舗出店サービス「ビッダーズコマースエンジン」加盟店に向け、2つの認証キーを発行。2台のパソコンから作業を行なえるようにする。

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