ビッダーズがSBIベリトランスと提携してコンビニ決済を導入

 オークションとショッピングサイト「ビッダーズ」および携帯電話向けショッピングサイト「ポケットビッダーズ」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)は9月5日、オンライン決済ソリューションを提供するSBIベリトランスと提携し、ビッダーズに出店する有料法人会員向けの決済機能として、コンビニ決済サービス「ビッダーズコンビニ決済」を提供開始した。

 ビッダーズコンビニ決済は、SBIベリトランスが提供するコンビニ決済サービス「BuySmartコンビニ」を利用する。バーコードが印字された支払伝票を使わずに、払い込み票の番号などを活用するデジタル伝票型のコンビニ決済サービスで、支払伝票の作成と郵送が必要な伝票郵送型のコンビニ決済サービスと比べて、購入者が注文から支払いまでの期間を短縮できるのが特長だという。

 クレジットカードが使えない若年層でも利用できるように、購入商品の決済方法にコンビニ決済を取り入れることでサービスの向上を図る。また、ビッダーズに出店している店舗にとっては、コンビニ決済を利用する場合にこれまではコンビニ各社と契約を結んで、それぞれ異なるアプリケーションを使って運用する必要があった。しかし、ビッダーズコンビニ決済を導入すれば、SBIベリトランス1社と契約するだけでセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、セイコーマートの4社を利用できるようになる。

 この決済サービスを導入したい店舗は、店舗の運営用画面から「ビッダーズコンビニ決済」の資料請求や申込みをして手続きを行う。初期費用や月次の基本料はなく、トランザクション処理費用として1件あたり15.75円、売上手数料として総売上の3%または1件あたり165円かかる(いずれも税抜き)。このほか、コンビニ決済でSBIベリトランスより2100円以上入金がある場合には、収納事務手数料として月間2100円かかる。

 一方、購入者は購入時に取引方法として「コンビニ決済」を選択し、支払うコンビニの店舗を選択したあと、支払いに必要な払込票番号を店舗から受け取る。その後、選択したコンビニの店舗に行って、各コンビニの支払方法にそって代金を支払う。入金が確認された後に、店舗から商品が配送される。

ビッダーズコンビニ決済の仕組み
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出典:DeNA、SBIベリトランス

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