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コンテンツにかかわるすべての人に魅力的なプラットフォームを提供する--アドビシステムズ - (page 3)

柴田克己(編集部)2006年02月15日 14時32分
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--アドビとマクロメディアの技術や製品ラインの統合について、ロードマップはどうなっていますか。

 「インテグレーション」と「バンドリング」の両方が進められています。

 インテグレーションについて、現在は、よりユーザーに近いレイヤで、両社の技術の相乗効果について見ている段階です。かつては2次元の静的なプラットフォームだったAcrobatにマルチメディア機能やダイナミックイメージを取り込んでおり、最終的にはFlashの機能がPDFに完全に統合されます。CADデータなどの3DモデルをPDFに取り込んで共有できる「Acrobat 3D」という新製品は、技術統合への「出発の証し」として、すでに商品化されています。

 プロクリエイターの環境では、ウェブツールの管理機能にイメージのカタログ表示を統合するといったことも進められています。こうしたメディアに関連する製品については、アドビとマクロメディアが持っていたアプリケーションを連携させ、同時に使用することができるようにしています。究極的には、ひとつのソースコードの中にそれらを統合することを目指しています。

 バンドリングについては、すでにいくつかの製品が存在します。両社の製品が同梱されて、同時に販売されることで、これまでのように個別に購入するよりも安価に入手することができます。

 Flex、ColdFusion、JRunといったサーバ製品や開発プラットフォームについても同様です。これらはLiveCycleプラットフォームの構成要素として展開されていきます。

--競合について聞かせてください。マイクロソフトは、次のバージョンのWindowsからリッチなユーザーインターフェースやデジタルドキュメントを扱うためのツールとAPI、ワークフローに関するサブシステムを用意するなど、これまでアドビとマクロメディアが握っていた市場に対して積極的にアプローチをしているようにも見受けられます。今後、ユーザーに対して、どのような形でアドビの優位性をアピールして行きますか。

 マイクロソフトのような企業が、我々が取り組んでいることの正しさを証明してくれているという点では非常に光栄に感じています。PDFやFlashが優れた技術であることを示すかのように、彼らは我々の技術を再現しようとしています。マイクロソフトには「市場を定義する」という点で手伝ってもらったと言えるかもしれません。

 技術の進歩はイノベーションに依存するものです。もし我々が仮に今、イノベーションを止めたとしても、最初に市場に表れるマイクロソフトの技術は、我々のスペックに匹敵するものにはならないでしょう。しかし、Acrobat 3Dを見ても分かるとおり、我々は常にイノベーションを続け、新しい機能を加えて付加価値を増すことで、彼らに先行します。

 仮に、PDFの生成というアクションがコモディティ化した場合には、アドビ、マイクロソフトだけでなく、多くの企業がこの市場に参入することも考えられます。しかし、PDFは作るだけでなく、作った後にそれをどのように利用し、管理するかについてがより重要なフェーズに来ています。我々はそこで、リーダーシップを発揮し続けていくでしょう。

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