ガイアックスは3月に正式オープン予定のゲームポータルサービス「mupoh(ムポー)」を2月14日にプレオープンし、新作オンラインゲームのタイトルを発表した。
ガイアックス代表取締役社長兼CEOの上田祐司氏は「2年間かけて準備してきたオンラインゲームを、これまでの中心であったコミュニティ事業以上の大きな柱としてきたい」と語る。同社はコミュニティサイトの企画や開発、運営といった中核事業「コミュニティソリューションサービス」と、コミュニティサイトを中心にアバターやゲームなどの有料コンテンツを提供する戦略投資事業「ユーザーサービス」を展開するが、オンラインゲームをはじめとしたユーザーサービス事業をさらに強化する。
ガイアックス代表取締役社長兼CEOの上田祐司氏 |
代表取締役副社長COOである中島裕氏は今後の事業展開について、2004年におけるオンラインゲームの市場規模は578億9440万円だったが、2005年の予測は938億円と市場が順調に拡大(オンラインゲームフォーラム調べ)していることを挙げ「近年収益が伸びてきているユーザーサービスについて、オンラインゲームを中心にさらに積極投資をしていく」と語った。その戦略としては、今まで培ってきたコミュニティ運営とアイテム課金のノウハウを武器に、タイトル数の大幅な拡充、ゲーム内外でのコミュニティ形成、既存ゲームの収益極大化、オリジナルタイトルの海外展開という4つの方針が掲げられた。
続いてゲーム事業部 部長の越知雄一氏を中心に、パートナー企業の開発担当者を交えて新作オンラインゲームタイトルが発表された。新作のゲームは、韓国産のオンライン対戦レースゲーム「コンコンオンライン」、コミックや小説との連動が予定されているオンライン対戦レースゲーム「とぅいんくる」、企画および開発をダイスが、キャラクター設定や世界観をレッド・エンタテインメントが手がける「天晴!からくりボウリング」、石器時代を舞台にしたMMORPG「ストーンエイジ2」、近未来の小学校を舞台としたオンラインFPS(1人称視点で操作するシューティングゲーム)「超学校 SCHOOL ARENA」の5タイトルで、コンコンオンライン以外は日本で開発された純国産ゲームである。
最後に、今回公開されたゲームタイトルを提供する新ゲームポータルサービスmupohが紹介された。このサービスでは、すべてのゲームでアイテム課金システムを採用している。そのため、ユーザーは基本料金が無料でゲームを楽しめる。また、IDを統一することで、ゲームごとにIDやパスワードを作成するというユーザーの手間も軽減されている。そのほか、ゲーム内のアイテムやポイントを他のゲームで使用できるようなシステムの導入なども検討されているようだ。ムポーは14日14時にプレオープンしており、正式オープンは3月3日正午の予定だ。
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