明らかにDellの新型ノートPCのものだと思われる仕様が米国時間1月31日、Googleで閲覧可能となっていた。ただし、この仕様は現在、DellのFTPサイトとGoogleのキャッシュからは削除されている。
DellのFTPサイトから見えていたのは、「Inspiron e1405」「Inspiron e1505」「Inspiron 640m」「Inspiron 6400」の基本構成のほか、同社の複数の未発表製品に関する情報を記載したスプレッドシートだ。このスプレッドシートに気付いた技術レビューサイトNotebookReview.comの読者が、同サイトの掲示板にリンクを書き込んだ。
同スプレッドシートによると、Inspiron 6400の基本構成は、Intelの「Core Solo T1300」プロセッサを搭載で830ドル、デュアルコアの「Core Duo T2300」プロセッサを搭載で880ドルになる見通しだという。e1505は事実上同じノートPCのようだ。Dellは、異なるユーザー層を狙って同じような製品を異なるブランド名でリリースすることが非常に多い。
さらに同スプレッドシートによると、Inspiron 640mは、Core Solo T1300プロセッサ搭載で859ドル、もしくはCore Duo T2300プロセッサ搭載で959ドルになる見通し。e1405は、同様の構成と価格で発売される模様だ。
Dellでは、IntelのCore Duoプロセッサを、まず消費者および中小企業向けのノートPCに搭載し、それから規模の大きな法人顧客向けに投入する計画のようだ。後者は、一般にノートPC「Latitude」を選択する傾向にある。Dellは、その売上高の大半を法人向けの販売から得ているが、IntelがCore Duoプロセッサの発売を前倒ししたため、PCベンダー各社はIntel史上最も強力なノートPCプロセッサの奪い合いを余儀なくされている。
このスプレッドシートで明らかになったDellのデュアルコアノートPCの価格は、モデルや構成に応じて約900〜約1500ドルの幅がある。Dellの注文システムでは、システムを注文する際に複数の異なる部品を選択できる。今回は、メモリ、ハードディスク、光学ドライブ、あるいは画面サイズなど、ほかの仕様についての情報は一切なかった。
Dellの関係者はCNET News.comに対し、「未発表製品に関してはコメントしない」と語っている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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