Dellのある幹部が、同社には格安コンピュータ製造合戦に参加する計画はないと語った。
Dellの英国法人代表を務めるJosh Clamanは報道陣に対し、Advanced Micro Devices(AMD)の半導体の搭載に関する「合意」など存在しないと語り、先週末に流れたうわさを否定した。
「私の知る限り、当社はAMDに関する発表は何もしていない」と同氏は言う。Dellは現在Intelの半導体を使っている。
Clamanによると、アナリストもメディアもDellの会長Michael Dellの発言を深読みしすぎているという。Dell会長はConsumer Electronics Show(CES)でAMDとの契約も「はっきりとした可能性」のひとつであると語っていた。
「昨年そのような発言をしていたかもしれないし、2年前に同じ発言をする可能性もあった」とClaman。一方で、Dellが過去数年間にわたりAMDと継続的な交渉にあたっており、AMDとの契約の可能性が「皆無」であるとは決して言わないとも付け加えた。
Dellの最高経営責任者(CEO)であるKevin Rollinsは先週、同社が市場の変化に「常にオープンに臨んでいる」と発言し、業界での話題を呼んだ。
Clamanはこれらのうわさについてコメントし、本当に大事な問題である顧客を見失う危険性があることを指摘した。同氏によると、顧客がマシンの中に何の半導体が入っているかに左右される可能性は低く、特にDellの顧客の90%を占める企業顧客の場合はその傾向が強いと言う。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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