NTTドコモは1月31日、パケット定額料金サービス「パケ・ホーダイ」をすべてのFOMA向け料金プランで利用できるようにすると発表した。3月1日より適用する。
パケ・ホーダイは月額4095円(税込、以下同じ)でiモードを定額で利用できるサービス。2004年6月にサービスを開始し、2005年12月末時点で445万件の利用者がいる。これまでは月額6930円以上の料金プランでしか利用できなかったが、3月以降は最も安い月額3780円のプランでも利用できるようにした。このため、家族割引や継続契約年数が10年以上のユーザーを対象とした割引プランを適用した場合、月額料金とパケット定額制、iモード付加機能使用料を合わせて月額6195円から利用できる。
なお、対象となるのは2005年11月より導入された新料金プランのみ。2月20日よりドコモのサイトやドコモショップなどで申し込みを受け付ける。
ドコモ代表取締役社長の中村維夫氏は今回の発表について、「これまでは周波数の(帯域を逼迫する可能性がある)問題や競争上の理由により、どの程度パケット定額制が利用されるかの様子を見てきた。その結果、すべての料金プランに適用しても問題ないという見通しが立った」と話す。
パケ・ホーダイの対象プランを拡大することで、ドコモでは既存利用者の囲い込みや新規顧客の獲得につなげるほか、これまで利用料金の低かったユーザーの底上げを図りたい考え。なお、今回の施策による業績への影響については、2006年3月期が数十億円程度、2007年3月期が500億円程度と見ている。
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